北播磨は地場産業の宝庫!?
2019/03/04
北播磨に関するコラムの第2弾です!
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兵庫県のホームページによると、県内には約40業種の地場産業が集積しているそうです。
業種の大分類は「食料品」「繊維」「化学・雑貨」「窯業・土石」「機械・金属」の5つ。
たとえば食料品では灘五郷で知られる「清酒」、繊維では北播磨の「播州織」、窯業・土石では「丹波立杭焼」、機械・金属では同じく北播磨の「釣針」といったように、全国トップシェアを誇る地場産業も数多く含まれます。
この約40業種におよぶ県内の地場産業のうち、北播磨にはいくつあるのか数えると……結果は約4分の1に相当する9つありました。
(北播磨の地場産業)
●繊維
・播州織(北播磨)
・糸・染色(北播磨)
・撚糸(西脇市周辺)
●化学・雑貨
・そろばん(小野市)
・木工芸品(小野市)
●機械・金属
・利器工匠具(三木市)
・鎌(小野市)
・家庭刃物(小野市)
・釣針(加東市・西脇市)
こうしてみると繊維系、木工系、金具系といえそうです。繊維系は北播磨を流れる加古川水系の恩恵、木工や金具系は三木城の城下町が育んだ恩恵でしょうか。地域を見ても、川と城に起源があるような感じがします。
川といえば、多可町に流れる杉原川と野間川の清流が「杉原紙」を生み出し、日本一の酒米「山田錦」を育みました。
そのほか、農業の副業として加東市では「鯉のぼり(生産が途絶えた理由で平成14年に地場産業の指定が解除)」や「ひな人形」が農家の生計を支えたそうです。
北播磨は「川」「城」「農業」という地場産業が生まれ育つ土壌があり、いまなお多くの地場産業が脈々と生きずいているのは都市化が進まず豊かな田園風景が守られているからかもしれません。
……なんかまじめなコラムになってしまいました。次回はもう少し砕けた感じで北播磨を俯瞰してみたい気がしますがどうなるかわかりません(笑)。