コラムの第一弾は「北播磨」をテーマにした連載記事にしたいと思います! 今後は週一のペースで細々と更新していく予定です。

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兵庫県多可町の多可町商工会様の主導ではじまった「仕事百科事典」は立ち上げ当初から〝多可町版〟と明記されていました。

そこには「多可町にとどまらず、いずれ北播磨全域に仕事百科事典というしくみが広がりますように」との願いが込められていたように思います。

その事業開始から5年。第一歩としてこの「加東市版」がスタートしました。
(仕事百科事典 加東市版がスタートした経緯は「仕事百科事典 加東市版」で詳しく書いています)

いずれ北播磨全域に拡張できればとも思いますが、管理人のキャパオーバー必至なのでどうなるか……

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さて、当サイトの管理人の私は加東市で生まれ育ち、高校卒業後は大阪府枚方市で10年間、兵庫県尼崎市(武庫之荘)で7年ほど過ごしたのち、2014年、36歳のときに生まれ故郷の加東市に戻ってきました。(経緯は個人ブログに書いてます)

高校までは「北播磨」というエリアはあまり意識しなかったように思います。

それよりも陸上競技の地方大会である「東磨(=東播磨)」というくくりのほうがなじみがありました。当時、社高校陸上部として出場していた兵庫インターハイの下位大会は「東播大会」だったので。なんで北播大会はなかったのだろう。いまは知りませんが。(そもそも「東播磨」は明石市、加古川市、高砂市、加古郡の稲美町と播磨町の3市2町なんですね)

そういう理由もあって昔は北播磨を意識しなかった経緯がありますが、地元に戻ってきてからは仕事百科事典の仕事で多可町の事業所さんを取材させてもらったり、北播磨県民局の方とご一緒したりするなかで、「北播磨」を意識するようになっていきました。

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北播磨は西脇市・三木市・小野市・加西市・加東市・多可町の5市1町で構成された地域です(兵庫県のHP)。昔はこんな田舎はいややと思っていましたが、帰省して子育てをするとじつに住みやすい。このあたりの経緯も上記の管理人の個人ブログに書いています。

北播磨地域は電車でのアクセスが不便ですが、実際に住んでいろいろ工夫すれば大阪や阪神間に思った以上に移動しやすいことがわかりました。管理人はふだん大阪市内で取材することが多いですが、車と電車を駆使すれば最短で1時間20分で大阪駅に着きます(大阪や阪神間に住む人にとっては遠いと思われますが、笑)。

神戸などには車を使えば1時間。つまり北播磨(管理人の場合は加東市)から周辺都市まで1時間~1時間判程度で移動できるわけです。

こうして考えていくと、田舎とはいえ北播磨は案外住みやすいです。

人口減少の影響で将来的に896の地方自治体が消える、みたいな危機意識をあおる統計が発表されたりしましたが、もちろん北播磨の人口も今後減っていくと思いますが、そしてひとつの自治体では成り立たない可能性もあるかもしれませんが、北播磨をひとつの生活圏、経済圏と考えれば人口は案外ボリューム感があります。

(北播磨の人口)

加東市 40,187 H3012末
多可町 20,885 H31.1
三木市 77,873 H3012末
小野市 48,742 H3012末
西脇市 40,867 H3012末
加西市 44,524 H303末

合計 273,078人

へ~、という感じです。北播磨全体では加古川市(約26万人)や明石市(約30万人)と同じくらいの人口規模になるわけです。加東市に限っていえば人口が増えています。

30万人規模の商圏のなか、自然たっぷりのなかで住めると思えば加東市や北播磨もなかなかいいものです。

先日、母校の小学校の先生とお会いした際、「田舎には都会にはないすべてがある。田舎にないのは交通の利便性のみ」とおっしゃっていました。僕も加東市に住んでまったく同じ思いです。そしてそれは加東市に限らず、北播磨の5市1町すべてにいえると思います。

これからの時代はひとつの地域の単位でなく、近隣自治体が連携して地域を盛り上げていく時代になればいいな、という思いも込めてコラムの第一弾とさせてもらいました。

今後しばらくは北播磨関連のコラムを続けて投稿していきます。

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